ねぇ、私を花に例えるなら、何かな?(^^)。はぁ、また、難しいことをさらっと聞いてくるよなぁ(^^;)。返答次第じゃ何言われるかわからんぞ。なに、ぶつぶつ言ってんの。ハハ、何でもないよ。やっぱりひまわりじゃないの。一途できらきらしているところなんか、素敵だと思うよ。ふーん。ひまわりは好きだからうれしいけど、なんか、普通だよね。それになんか、子供っぽくない?。おこちゃまなんだから、いいじゃん…。え、何?。あ、なんでもないよ(^^;)。それじゃあさぁ、大人な花なら何?。大人な、花ですかぁ。そうねぇ、大人の女性の艶っぽさなら、蓮かな。
蓮の花ってあんまり見たことない気がする。そうねぇ、確かにどこにでもある花じゃないかもね。
それぞれ個性がある別々のものだから、どっちが優れているなんてことはもちろんないし、ひまわりに蓮になれって言ってもそりゃ無理だし、なる必要もないだろうし。
蓮は美しさと儚さを持っているように、思う。きれいなんだけどちょっと湿った陰のあるような。仏教では蓮の池は神聖な場所とされているし、仏様の台座だし、こんなこと言うと、ばちが当たりそうだけど…
そんなに艶っぽいの。ある意味ひまわりとは正反対かもよ。
ふーん。じゃあ、私も蓮を目指すよ(^_^)v。…。このお話はフィクションです(^^;)。
- 2008/07/21(月) 21:11:26|
- 植物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
ねえ、最近写真撮りに行ってないの?ああ、忙しくってさぁ。あなたの花の写真好きなんだけどなぁ。ね、今の時期ならどんな花がきれいなの。紫陽花はそろそろ終わりだし、ひまわりにはまだ少し早いよね。蓮とか睡蓮なんかがきれいなんじゃないかな。
去年のひまわりはきれいだったよね。そうだね。もうすぐ1年経つんだね。あの時は暑かったよなぁ。ね、花の写真楽しみにしてるよ。じゃあね。ああ。日曜日の夕方、突然彼女から電話があった。この間食事したときに、泣きそうになったんで、気にしてくれたらしい。今日も昼間は仕事だった。首尾良く片付けたけど、もう、日も傾いてるよ…。
最近、本当にカメラを持ってない。写真のおもしろさを伝えたのは僕の方なのに、今じゃ彼女の方が楽しんでるみたいだ。
なんとなく、背中を押された気分でカメラ片手に散歩に出た。

通勤路の傍らにある花壇にクリーム色のユリが咲いていた。よく見ると少し盛りを過ぎてしまっている…。いつも通ってる道なのに気がつかなかった。
よほど余裕がないらしい。これじゃぁ、心配にもなるかもなぁ。

涼しい風が吹いてきた。本当に夕闇が近づいている。帰る途中にふと目をやると、ひまわり。

また、夏が来るんだなぁ。
このお話は、フィクションです(^^;)。
- 2008/07/13(日) 22:59:29|
- 植物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
元気ないみたいだけど、どうかしたの。いや、別に。ちょっと体調が良くないんだ。そうなんだ。彼女の視線は、テーブルのディナーに向かった。

もう少し、話しを聞いて欲しかったんだけど、会話は途切れてしまった。
僕はビールグラスを所在なしにもてあそぶ。

どうしたの、何かあったの?。
そんな言葉を期待していたのだけど…。
言葉を交わすことが何よりも必要な時期はもう過ぎたと思うけれど、言葉にしなければ
伝わらないこともまだ、たくさんあるみたいだ。悪いのは誰、それは僕。分かってる、分かってるさ…。
ね、この間のブログの紫陽花の写真きれいだったね。青はやっぱりいいよね。彼女の視線がディナーから僕に飛び込んできた。
僕のお気に入りの花、紫陽花。気のきいたコメントをつけて、ブログに載せたかったけど、言葉が出てこなかった。どうしようもなくて、とりあえず、写真だけ載せた。彼女は青が大好きだった、そのことさえ、気付かなかった。
あれ、どうしたの。目が赤いよ。ゴメン。私、何かした。ありがとう。稲光とともに降る雨はもうすぐ夏がやってくるのを告げているようだ。
注)このお話はフィクションです(^^;)。
- 2008/07/04(金) 23:21:50|
- 植物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4